- 外資系経理のメリット・デメリットを具体的に解説!
- 外資系経理へのおすすめ転職活動方法を紹介!
- 外資系への転職を考えている人の疑問を解決!
英語を使った仕事がしたい!
他の人とはちょっと違ったキャリアを歩みたい!
日本企業のウェットな感じが自分に合わない!
こんな理由から外資系企業で働きたいと考えている人は多いでしょう。
でも本当に自分が外資系企業でやっていけるか不安…転職する前に色々調べておきたい…このような人にために、
- 外資系経理のメリット・デメリット
- 外資系経理に転職するおすすめステップ
を解説していきます。
この記事を最後まで読めば、外資系企業の経理として働くイメージができ、またどのように転職活動を進めていけば良いかがわかります。
Contents
外資系経理のメリット・デメリット<日系企業と比較>
まずは外資系経理として働くメリット・デメリットを日系企業と比較しながら説明していきたいと思います。
このメリット・デメリットを知らずに外資系に転職して失敗することだけは避けたいところ。
まず外資系経理のメリットはこちら。
- メリット1:給与水準が高い
- メリット2:不要な残業や飲み会がない
- メリット3:個人の能力が評価されやすい
続いて外資系経理のデメリットはこちら。
- デメリット1:雇用が不安定
- デメリット2:福利厚生が手厚くない
- デメリット3:成果や能力に対してシビアに評価される
それぞれ解説していきます。
メリット1:給与水準が高い
外資系企業は給与水準が高い傾向にあります。特に転職する際に自分の能力をうまくアピールすることで一気に給与水準をあげることも可能です。
日本企業だと大体20代後半でこのくらい、30代前半だとこのくらいと給与のレンジが年功序列で決まっています。
- どんなスキルと経験を持っていて、
- 何ができるか
という要素で年収が決まります。「年齢」は年収を決める要因ではないのです。実力があれば相応の年収が支払われるのが外資系の特徴です。
メリット2:不要な残業や飲み会がない
外資系は一般的に人間関係はドライで自分の仕事をきっちりやれば良いという文化。そのため、日本企業にありがちなコミュニケーションがありません。
- サービス残業
- 自分だけ早く帰りづらい雰囲気
- 休日のゴルフやBBQなどのイベント
- 強制参加の飲み会
- 上司の顔色を伺いながら出す有給申請
このような活動に飽き飽きしている人にとっては非常に良い環境でしょう。
メリット3:個人の能力が評価されやすい
外資は「どういう貢献をしたか」という成果に基づいて評価されます。日系企業だと「どのように取り組んだか」が評価されることが多いので、外資はより個人の能力が評価されやすいと言えます。
- 外資系:個人の成果が評価される
- 日系:組織の成果が評価される
そのため外資系では、スキルを磨いて成果を出せば出すほど評価され、年収も上がっていきます。
デメリット1:雇用が不安定
続いてデメリット。外資系企業はどうしても雇用が不安定になりやすいです。
- 本社が日本からの撤退を決めた
- 終身雇用ではないので成果が出ないとレイオフされる
- 合併により人員が削減される
このような理由でいきなり職がなくなることも珍しくありません。
特に外資系は人を育てようという意識が低く、仕事ができない人は切って、仕事ができる人を採用しようと考えます。
デメリット2:福利厚生が手厚くない
日系企業と比較してかなりデメリットだと感じるのは福利厚生が薄いこと。
- 退職金がない、あるいは少ない
- 住宅手当がほぼない
- 社宅や寮が整備されてない
- 手当が少ない
外資系企業は終身雇用を前提としていないので、福利厚生で従業員に還元するのではなく、給与に反映させます。そのため、給与は高いけど福利厚生は手厚くないという状況になります。
デメリット3:業務の幅が広がりにくい
外資系は業務の縦割り意識が強いです。
財務会計をやる人はずっと財務会計をやり、予実算管理をやる人はずっと予実算管理をやるというように一度割り当てられた仕事はあまり変わりません。
そのため数年経ったら新しいことをやりたいという人にはあまり向いていません。
一般的に外資系企業はドライな人間関係で、自分の仕事をしっかりやれば良いという考え方が浸透しています。
合う人には本当に合う職場環境です。以下のような人にとって外資系企業は最適な職場でしょう。
- 接待や飲み会などに疲れた
- 英語を使った仕事がしたい
- 福利厚生はともかく高年収を実現したい
- 年功序列ではなく仕事に対して正当な評価をして欲しい
当てはまる人は外資系企業を検討する価値があります。
ここからは外資系企業に転職するための方法について詳細にお伝えしていきます。
外資系経理へ転職する大きな2つのハードル
日系企業と大きく働き方が違う外資系。転職活動も日系企業と同じような感覚で進めてはなかなか良い会社に出会うことができません。
外資系への転職でぶつかるハードルは以下の2点です。
- 会社の情報が少ない
- 英文レジュメ・英語面接がある
ハードル1|会社の情報が少ない
日本の企業であれば、どんなことをやっていて、どんな会社なのか、ある程度イメージがつきます。上場会社であれば有価証券報告書などの開示資料もあるので自分で調べることができます。
しかし外資系企業は非常に情報が少ない。
- どんな文化の会社か?
- どんな仕事をやることになるのか?
- 残業はどのくらいか?
- 親会社の影響力はどのくらい強いか?
など、働きやすいかどうかを判断する情報が全くと言っていいほど個人では調べられません。そうなると、自分に合っているのか判断するのも難しいですよね。
ハードル2|英文レジュメ・英語面接がある
外資系への転職でハードルになるのが英文レジュメや英語での面接があること。
日系企業で求められる職務経歴書とは書き方のフォーマットも違いますし、そもそも書いた英文が評価されるものなのか不安…という人も多いでしょう。
さらに、書類が通ったとしても次に待ってるのが英語面接。
- どんなことを聞かれるのか?
- どんなことを答えれば良いのか?
- 日本の面接とはマナーが違う?
などこちらもわからないことだらけ…という感じではないでしょうか。
ハードルを越えるには転職エージェントの力が必要だ
- 会社の情報が少ない
- 英文レジュメ・英語面接がある
この2つのハードルを越えるためには外資系転職に強い転職エージェントを使うことが必須です。
外資に強い転職エージェントなら、求人を出している会社の実情をよく知ってますので、自分が本当に合う会社を紹介してくれます。
また英文レジュメの添削や英語面接対策もやってくれます。
実際に転職を成功させたノウハウに基づいて指導してくれるので、自分でやるより効率的・効果的に対策をすることができます。
外資系経理に強い転職エージェントの選び方
先ほど話したように外資系企業に転職する際には、転職エージェントを使うことが必須です。
相談する転職エージェントもしっかり選んでいきましょう。
- マッチングの質が高く自分に合う会社を選んでくれる
- 会社の文化や働きやすさをきちんと伝えてくれる
- 丁寧に英文レジュメの添削・英語面接対策をしてくれる
- 年収交渉をしっかりしてくれる
年収が100万円単位で変わってくることもありますし、紹介される案件も違ってきます。
転職エージェントを選ぶ際には、ポイントを押さえて探すことが大切。外資系の経理に強い転職エージェントを選ぶポイントは以下の通りです。
- 外資系案件を豊富に保有していること
- 経理の転職市場に精通していること
- 外資系企業への転職支援実績が豊富であること
それぞれ説明していきます。
ポイント1|外資系案件を豊富に保有するエージェントであること
外資系案件を豊富に持っているエージェントに登録することで、自分に合う会社選びができます。
エージェントが紹介を検討できる会社が多ければ多いほど、良い会社に出会える確率も上がりますので、案件数を持っている転職エージェントを使うことは重要です。
外国人がコンサルタントを務める転職エージェントの方が案件を豊富に持っていると思いがちですが、実はそうではありません。
転職エージェントは限られた企業とのパイプは確かに強いのですが、案件数自体は多くないのです。
むしろ、以下のような大手の総合型転職エージェントの方が外資系案件を豊富に保有しています。
また、外資系企業の場合には採用者の決定年収が高くなる傾向にありますよね。転職エージェントとすれば1件あたりの成果報酬も高くなる。
そのため転職エージェントの中でも優秀な人材を割り当てることが多いです。
ポイント2|経理の転職市場に精通していること
経理の転職市場に精通していることも転職エージェントを選ぶ際に重視すべきポイントの一つです。
外資系企業に転職することが目的になりがちですが、外資系企業の経理職に就いて、どのようなキャリアを歩んでいきたいかということを考えるのが大切。
転職エージェント側に正しい知識がなければ、的確なマッチングができず、入社してから不本意な転職に終わってしまう可能性が高くなります。
また、経理の転職市場に精通していることは、応募書類や面接でどこをどのようにアピールするかアドバイスをする上でも必要となってきます。
そのため、なるべく経理の専門部隊を置いている転職エージェントを選ぶようにしましょう。
ポイント3|外資系企業への転職支援実績が豊富であること
外資系企業への転職支援実績が豊富であることも重要です。
- どういう風に英文レジュメを書けば良いか
- どのような人材が採用されやすいのか
- 過去の面接ではどのような質問が出たのか
事前にこのようなことを知っておくことで合格率に大きな違いが出てきます。
実際に転職支援して積み上げたノウハウに基づいて正確なアドバイスをもらえるエージェントを選ぶことが大切です。
外資経理に強いおすすめ転職エージェント3選
この選び方を踏まえて、外資経理に行きたいなら登録すべき転職エージェントを紹介します。
色々なエージェントを比較して厳選した3社なので、全部登録してとりあえず話をしてみるのがおすすめです。
- JACリクルートメント:年収アップならココ
【公式】http://www.jac-recruitment.jp - DODA:幅広い案件から選べる
【公式】https://doda.jp - MS-Japan:経理に強い転職エージェント
【公式】http://www.jmsc.co.jp
外資経理におすすめ1|JACリクルートメント
- マッチングの質が非常に高い
- コンサルタントの質が高い傾向にある
- 幹部候補案件やグローバル案件など高年収案件が豊富
- 企業担当とコンサルタントが同じなので企業内部の情報に詳しい
外資系の経理転職を考えているのであればぜひ利用したいのがJACリクルートメント。
他の転職エージェントとは一味違った高年収企業や優良企業案件がゴロゴロ出てきます。
特徴はマッチングの質が非常に高いこと。自分の希望をめちゃくちゃ丁寧にヒアリングして合う会社を紹介してもらえます。
JACリクルートメントの基本情報
運営会社 | 株式会社 ジェイ エイ シー リクルートメント |
公開求人数 | 1.2万件以上 |
非公開求人案件数 | 1万件以上 |
対応地域 | 全国(9拠点) |
面談可能時間 | 応相談(平日夜/土日/電話面談も可能) |
公式サイト | http://www.jac-recruitment.jp |
経歴によっては普通に登録を断られることがあるので、自信のある人向けだけど持ってる案件はめちゃくちゃ良い。
外資経理におすすめ2|DODA
- DODA独占案件を含む優良企業の非公開案件を多数保有
- 転職者満足度No.1という高い口コミ評価
- 案件の量と質、転職サポートの質のバランスが良い
- 北海道から福岡まで全国に10拠点を持つ
転職サイトと転職エージェントの2つの顔を持つDODA。
非公開案件を含む案件数が多く、かつ転職サポートも豊富というバランスの取れた転職エージェント。
転職イベントも頻繁に行われているので初めて転職する人も安心です。
運営会社 | パーソルキャリア株式会社 |
公開求人数 | 4万件以上 |
非公開求人案件数 | 13万件以上 |
対応地域 | 全国(10拠点) |
面談可能時間 | 平日:9:00〜20:00 土曜:10:00〜18:00 |
公式サイト | https://doda.jp |
特に非公開求人の質は一見の価値あり!
外資経理におすすめ3|MS-Japan
- 管理部門に強い特化型転職エージェント
- 独自のネットワークによる希少求人案件を持つ
- 特化型ならではの専門知識で深いキャリア相談ができる
- 20代〜50代まで幅広い年齢層に対応
管理部門の転職に特化した転職エージェントのMS-Japan。
特化型といっても比較的規模が大きいので、特定の案件をゴリ押しされる心配はありません。
上場企業から外資系企業まで魅力的な経理案件が揃っています。
運営会社 | 株式会社MS-Japan(エムエス ジャパン) |
公開求人数 | 4千件以上 |
非公開求人案件数 | 4万件以上 |
対応地域 | 東京、横浜、名古屋、大阪 |
面談可能時間 | 応相談(土曜/電話面談も可能) |
公式サイト | http://www.jmsc.co.jp |
経理転職を考える人は全員行く価値あるレベルだよ!
外資系経理への転職によくある質問
ここからは外資系経理へ転職する人が疑問に思うよくある質問に回答していきます。
外資系への転職活動を行う前に気になる質問をチェックしておきましょう!
質問1|そもそも外資系企業ってなに?
定義は曖昧ですが「外国人株主の影響が強い企業」です。
Wikipediaによれば、外資系企業は以下のように定義されています。
外資系企業(がいしけいきぎょう)とは、外国法人又は外国人が一定程度以上の出資をする日本の企業(通常は株式会社だが合同会社も増えている)をいう。
ただ、実際私たちが普段言葉にする「外資系」という言葉は曖昧なことが多いです。ソニーなんて外国人株主の割合が多いですが、外資系という認識を持っている人は少ないと思います。
簡単に言えば「外国人株主の影響が強い企業」と言えます。
外資系企業は以下の3つに分けることができます
- 外国企業が日本に作る子会社
Amazon JapanやHUAWEI JAPANが該当します。外資系の文化を100%持ち込む形が多いですが、外資系企業としては最も多くみられる形式です。 - 外国企業と日本企業が日本に作る合弁会社
外国企業が日本に進出する際に、日本企業と合弁会社を設立する形を取ることがあります。富士ゼロックスがその典型です。 - M&Aで外国企業に買収された日本企業
友好的であれ敵対的であれ外国企業がM&Aにより日本企業を買収した場合、外資系企業となります。
質問2|外資系企業で英語力はどのくらい必要なの?
求められる英語力はそれほど高くありません(役員を除く)
外資系企業に応募するためには、一定以上の英語力が備わっていることが必要です。なので英語力が不安…と思う方も多いですが、求められる英語力はそれほど高くありません。
確かに本国の上層部は外国人であるため、レポーティングなどは英語でする必要がありますが、普段働く周りの人は同じ日本人であることが多いためです。
とはいっても、英語でのメールのやり取りなどで読み書きは要求されますし、昇進するに従って求められる英語力もどんどん高くなっていきますから、英語力が高いに越したことはありません。
ギリギリの英語力の人は、外資系企業に転職した後も継続して英語の勉強をしていく必要があります。
英語力に自信がないけど外資系企業で働きたいという人は、まずTOEIC700点を目標にしましょう!
質問3|TOEICや英文レジュメなど準備してから転職エージェントと面談した方が良い?
準備は並行して進めればOKです。
もう少し準備ができてから転職エージェントに登録しよう!と考えてしまう人が多いようですがこれは実にもったいないことです。
- 案件の紹介
- キャリアプランの提案
- 英文レジュメの添削
- 英語面談対策
このような転職エージェントのサービスを使いながら準備を進めていくのが最適解です。
「準備をしてから転職エージェントと面談する」のではなく「転職エージェントと面談してから準備をする」くらいの気持ちでも良いくらいです。
転職エージェントと面談することで準備へのモチベーションも上がります。
質問4|転職エージェントは何社掛け持ちすれば良いの?
できれば3社併用するのがベストです。
外資の経理に転職するためにオススメしているのが、3社の転職エージェントを併用することです。
外資系企業は、一般的にイメージされるオフィスの広大な大手外資企業ばかりでなく、案件的には中小規模の外資案件が多いのが実態です。
大手の優良外資案件は一部の転職エージェントに集中していますから、良い外資系企業に転職できるかどうかは、転職エージェント選びによって大きく差が出ます。
- 外資系に強い大手総合転職エージェント2社
- 経理特化型転職エージェント1社
これがおすすめの組み合わせです。
大手総合転職エージェントは案件の網羅性を確保するため、経理特化型転職エージェントはキャリアプラン等のアドバイスを受けるために使いましょう。
外資系へ経理転職まとめ
外資系の経理職への転職を考え始めたなら、転職エージェントを使った転職活動を進めて行くことが大切です。
- まだ転職するかどうかの決意ができてない
- 英文レジュメなど準備ができてない
- もう少し英語力をつけてから…
このように言い訳を考えることは簡単にできますが、まずは転職エージェントと話してから考えましょう。
転職エージェントと話すことで、イメージしている外資系経理職と、実際の外資系経理職のギャップを埋めることができます。
不安に思っていることを質問することもできますし、どのように転職活動を進めていけばいいかも相談することができます。まともな転職エージェントであれば、転職を急かされたり、転職を強制されることはありません。
無料で相談ができますから、まずは一度話をしてみることをお勧めします。
- JACリクルートメント:年収アップならココ
【公式】http://www.jac-recruitment.jp - DODA:幅広い案件から選べる
【公式】https://doda.jp - MS-Japan:経理に強い転職エージェント
【公式】http://www.jmsc.co.jp