- 経理に向いている性格8つを理由とともに解説!
- 逆に経理に向いていない性格も紹介!
- 向いている場合と向いていない場合のアクションを説明!
「自分は経理に向いていない性格なんじゃないかなぁ?」
この記事を読んでいるということは、文系でこれから事務系総合職として経理になる可能性のある就活生、もしくは現在経理についている人…でしょうかね。
- 自分って経理向きの性格なのかなぁ?
- 経理ってどんな性格の人が向いているの?
何れにしても少なからず「経理の向き不向き」に興味を抱いてこの記事を読んでいることでしょう。私自身経理業務をやっていて周りの人も見ていますが、経理って向き不向きが大きく出る職種なんですよね。
性格的に向いていないのに無理に経理を続けることはハッピーではありませんし、経理に興味を持っている人も先にザックリとでも経理に向いているか向いていないかは把握しておきたいところです。
俺が働いている会社は結構ローテーションが頻繁にあって、経理に来た人をたくさん見てきた。その経験を活かして、向いている人・向いてない人をまとめてみたぞ!
- 経理で楽しそうに仕事をしている人
- つまらなくて早々に異動希望を出す人
たくさんの経理で働く人を見てきてわかったことですが、このどちらのパターンに行くかは性格に大きく左右されます。
この記事では、経理に向いている人と経理に向いていない人それぞれの性格や特徴について解説していきます。
経理に向いているのか知りたいという人はぜひ参考にしてくださいね!
Contents
経理に向いている人の性格・特徴8つ
まずは経理に向いている人の性格や特徴を8つ紹介していきます。
繁忙期以外はこうやって本業以外のことに取り組む時間もあるしw
一つずつ説明していきますが、重要性は順不同です。この8つのうち3つ以上当てはまるなぁと思えたら経理特性ありです。
経理向きの性格1|勉強するのに抵抗がない人
重要性は順不同と言いましたが、経理に向いていないと一瞬で判断できる質問があります。
「会計の勉強するのに抵抗がありませんか?」
この質問にYes、もしくは少し迷って「ま、まぁ何とか…頑張ります」と回答できるのであればOKです。
- 会計の勉強が好き
- 会計の勉強が好きなわけではないが、知的好奇心を満たすのは好き
- コツコツとスキルアップするのが好き
- RPGのレベル上げをするのが苦ではない
このどれかに該当すれば第1段階はクリア。
経理は常に新しい会計基準や税法改正などをキャッチアップしていく必要があるんです。ルールが変わるのが常なんです。そんな中で、
なんて人はお話にならないわけです。
勉強が好き!というまでは求められませんが、好奇心と向上心があって、新しい知識を知ることに面白みを感じることができる人が合っています。
売上で評価される営業とは違って、知識の対価としてお金をもらうのが経理なんだから、勉強して当たり前の世界。
当たり前のこともできないなら止めといた方が良いやろ。
経理向きの性格2|コツコツ仕事に真面目に取り組むことができる人
経理はイメージ通り地味な作業が多いです。
- 前期数値からの増減分析
- 予算と実績の差異分析と営業部へのヒアリング
- 仕訳のエラーチェック
- 仕訳投入のためのエクセルのアップデート
- 効率化のための取り組み
- 子会社入力数値のチェック及び指導
このように一見すると派手ではない細かい、でも量が多い作業が多く、こんな風に思うこともしばしば。
そのため、小さな目標を定めてそれに向けてコツコツ頑張っていける人が経理には向いています。
ルールを守りながら、細かい作業を積み上げていって全体としての成果物を作り出す、というのが経理の本質。
毎日小さい達成感を味わいつつ、仕事に真面目に取り組める人はやってて楽しいと思えるはずです。
- ルールを守るのがキライ
- スケールの大きな仕事がやりたい
- 目に見える形で結果を残したい
逆にこのような人は全く経理向きではありません。
経理向きの性格3|数字に強い人
数字に強いことも経理をやっていく上で必要となる能力です。これは、数字に対する感度が高い人とも言えます。
じゃあちょっと経理っぽい具体例を出して説明してみる!
- 売上規模はこのくらいだからこの得意先に対する売掛金残高はこれくらいだな
- 当期は中途採用をしたから、前期と比較すると人件費が増えているだろうな
- 当期の課税所得はマイナスなはずなのに何で税金がこんなに出てるんだろう
このように数値を見た時に、その確からしさを瞬時に判断したり、違和感に気付いたりできるのが「数字に強い」ということです。
数字に強いかどうかはこれまでの人生で培ってきたところによるのですが、大人になってから鍛えることもできます。
- 日々の数字を扱う場面でその意味を考えてみる
- 何かを説明する時に数字を入れる癖をつける
- 常にざっくりした規模感や数値感を把握するようにする
逆に数字を見るのも嫌だという人は経理をやっていくと苦痛に感じることが多いでしょう。
経理向きの性格4|マルチタスク能力がある人
経理は色々な業務を同時に行う必要があります。一つのプロジェクトに専念してやるというよりは、複数の問い合わせや事務作業を同時並行的に行うという場面が多いです。
- やるべきことをきちんと把握して
- 優先順位を付けて
- 無駄なく処理する
ということが大切です。特に外部に問い合わせを行う必要があるものは質問を先に投げておいて、回収する間に他のことをやるなど、To Doをパズルのように組み合わせて一番効率的な道を見つける。
これが得意な人は経理向きです。
逆に一つのことに時間をかけすぎてしまうという人はきついかも…
このように一つのことしかできない人よりは一度に複数のことを考えながらやっていくことができる人の方が経理向きです。
経理向きの性格5|論理思考力が高い人
どこの会社でも経理、特に決算で一番大切なのはルールに照らして正しく会計処理をしていくことです。「会計基準」「会社法」など関連するルールに基づく判断が求められます。
会計基準も色々解釈の余地があるからね。
例えば、過去に例のない取引が発生した時には、ゼロベースで考えるのではありません。
「会計基準の考え方はこうだから、このように処理すべきだ」
このように考える必要がありますし、場合によっては会計士とも会計基準をベースとして議論をしていきます。
最近の企業活動は難しくて複雑にどんどんなってきており、教科書通りにいかないことも多いです。その時に重要になるのは、論理的思考力。会計の語源はAccountability(説明責任)であるように、
- 取引の内容を噛み砕いて
- 適用される会計基準を判断して
- 適切な会計処理を導き出す
いかにスムーズにこれができるかが経理として求められる資質。ルールに照らして判断するのが苦手な人、感覚からしか物が言えない人は経理に向いていません。
上司と意見が食い違っても、自分のロジックが正しければ意見が通ることも多いんだ。会計を語る時に年齢は関係ない!
経理向きの性格6|会社にずっといても大丈夫な人
外回りが好き、ガンガンお客さんのところに行ってプレゼンしたい!ミーティングしたい!という人は経理には向いてません。
イメージ通りだと思いますが、営業と違って経理は一日中ずっと会社にいるということもザラです。
- 社内の人との打ち合わせ(社外の人とはほとんど会わない)
- 来ている会計士と相談(会計士は基本的に会社に来てくれる)
- 大体の時間はパソコン作業
こんな感じです。ミーティングや電話など人と話をする機会はありますが、ほとんど外に出るチャンスはありません。
出張は会社によっては内部統制関係や子会社監査のカバン持ちで行くことはありますが、そこまで頻繁にはありませんし、行ける人も少ないです。
そのため、会社で腰を据えてじっくりと仕事を進めていきたいという人に経理は向いています。
経理向きの性格7|コミュニケーション能力のある人
あまり個人的には認めたくないのですが、経理は内向的な性格な人が多いイメージがありますよね。
- 根暗
- 物静か
- 冗談が通じなそう
- 真面目でお堅い
- 相談しにくい
「経理で働いている人」に対する世間のイメージをぶち壊したい!と本気で思った瞬間だよね!
しかし実際経理にはコミュニケーション能力の高さが重要。
- 複雑な処理をわかりやすく説明する
- ストレスにならないよう先回りして営業をサポートする
- 無駄なことを聞かないよう最小限の質問をする
特にこれからロボットやAIによる業務効率化がどんどん進んで行く中で、「人として信頼される経理」は一つの目指す姿でしょう。
経理向きの性格8|大雑把な人
経理といえば…数字に細かい。1円でもミスがあれば鬼の首を取ったように指摘してくる。
経理が社内から嫌われる理由の多くがこの「器の小ささ」を感じてしまうところに原因があるかもしれません。
って感じですね。このイメージが強くて、経理に向いているのは「細かい人」と思われていることが多いですが、僕にとってみれば細かい人って経理に向いてないです。
確かに昔はチェック作業が重要だったので、細かいところに気がつく人が向いていたのかもしれませんが、最近は経理の仕事も変わってきています。
これからの経理は細かい数値にとらわれず、大きな観点で数値を捉えることが求められます。
誤解を恐れず言うと大雑把な性格の方がが経理に向いているとさえ思います。逆に細かい数値にこだわりすぎる人はこれからの経理に向いていないんですね。
一つ一つの数値にこだわるよりも、もう少し広い視点で見て、アドバイスをすることが求められることが多いのです。
なので一旦おさらいをしておくよ。
続いて、経理に向いていない人の性格や特徴について簡単に見ていきたいと思います。
経理に向いていない人の性格・特徴
経理に向いていない人は「経理に向いている性格の反対」と思っておけば良いでしょう。
- コツコツと仕事に取り組むことが苦手な人
- 数字を見るのが嫌な人
- 一つの物事に集中しがちな人
- 感覚で何でもやってしまう人
- 会社にこもっているより外に積極的に出ていきたい人
- 人とコミュニケーションを取るのが苦手な人
- 勉強嫌いの人
- 細かいところが気になってしまう人
経理は「バックオフィス」と言われるように、どうしても裏方として会社支えて行く役割になります。
そのため、お客さんの課題を解決して世の中をハッピーにしたい。こんな意識高い系の人が経理に来ると浮いた存在になってしまうかもしれません。
先ほど紹介した、経理に向いてない性格に3つ以上に該当する人は、違う道に進んだ方が幸せになれる確率は高まるでしょう。
まとめ:経理に向いていないと思った時のアクション
ここで、経理に向いているの性格や特徴について改めてまとめておきます。
- 経理に向いている人の性格・特徴
1.勉強するのに抵抗がない人
2.コツコツ仕事に取り組むことができる人
3.数字に強い人
4.マルチタスク能力がある人
5.論理的思考力が高い人
6.会社にずっといても大丈夫な人
7.コミュニケーション能力のある人
8.大雑把な人 - 経理に向いていない人の性格・特徴
1.コツコツと仕事に取り組むことが苦手な人
2.数字を見るのが嫌な人
3.一つの物事に集中しがちな人
4.感覚で何でもやってしまう人
5.会社にこもっているより外に積極的に出ていきたい人
6.人とコミュニケーションを取るのが苦手な人
7.勉強嫌いの人
8.細かいところが気になってしまう人
何かアクションを起こさないと、この記事を読んだ意味がないぞ!
まずは、上記の「経理に向いている人の性格・特徴」を見て、自分に当てはまるかチェックをしてみましょう。
- チェックが3つ以上:経理向きの性格です
- チェックが3つ未満:経理に向いていません
経理に向いているなら…
会社によって経理の役割や求められることも違いますが、先ほどのリストで3つ以上当てはまるものがあれば、経理にいて辛いなと思うことは少ないはず。
もし今経理にいて辛いな、キツいな、向いてないのかな、と思っているなら、あなたの問題ではなく会社の問題である可能性が高いです。
たくさんの会社の職場環境を知っている転職エージェントに相談してみるのは一つの手です。
業務内容とか残業時間とか話してみると意外と「あれ?今の会社ブラックなの?」と思うことも多いんだ。
もう一つ伝えておきたいのは今経理の転職市場は「売手市場」ということ。最近は会計基準が複雑になってきていることもあり経理人材はどこも人手不足。
- 年収アップ・キャリアアップがしたい
- 未経験だけど経理をやりたい
このような人は、ぜひこのチャンスを逃さずにものにして下さいね。
今の経理の転職市場の最新情報やどんな企業の募集があるのか、話を聞いてみるだけでも良いと思います。経理系に詳しいエージェントは「MS-Japan」がオススメです。
本気で転職を考えている人は以下の記事も参考にエージェントを選んでみて!
経理に向いてない人は…
残念ながら自分は経理に向いてない…という人は、経理以外の道に行くことをオススメします。先ほど書いたように、向いている人にとって経理はとても良い場所ですが、向いてないと地獄です。
- なんで俺こんなことやってるんだろう
- もっとお客さんと関わる仕事がしたい
- 経理ってどうしても好きになれない
このような思いは自分の性格に関わることなので、中々変わりません。
合う合わないがあるからね。
どうやって違う道を探せば良いかというと、やはり「転職エージェント」の力を借りるのが良いです。
ここで使うべきなのは、幅広い職種をカバーしている大手の転職エージェントです。経理に強いとか専門があるわけではなく、満遍なく案件を持ってるところですね。
オススメなのは「DODA」です。しっかりとあなたの強み弱み、やりたいことをヒアリングした上で、経理の知識を活かしながら違う職種へ進んでいく道を提案してくれるでしょう。
少しでも働き方や待遇に違和感を感じてるなら頼ってみるのは全然良いと思うよ。相談したからって絶対転職しないといけないわけでもないし。
経理に向いてないのかな?自分って経理に向いているのかな?と疑問に思った時は、ぜひこの記事を参考に「行動」をしてみて下さいね!