- 経理が女性におすすめな理由を現役女性経理が解説!
- 女性が経理に対して疑問に思うことを徹底解説!
- より良い会社で働きたい場合の行動を説明!
経理って女性が働きやすい職場なのかな?
就職活動でどんな職種に行こうか迷っている大学生や転職を考えている女性の中で「経理」って実際どうなのかな?と気になっている人も多いのではないでしょうか。
経理は女性に非常に人気がある職種で、女性が多い職場でもあります。マイナビエージェントの調査によれば、経理の女性比率は46%。
事務職の女性も含まれていると推測できますが、男女比でほぼ同じ職種となっています。最近では総合職としてバリバリ活躍している女性も増えてきました。
女性が多いということは「経理が女性にとって働きやすい」ということを意味していますが、なぜ女性に合っているのでしょうか。
そこで、現役女性経理である【いのり】が女性にオススメな理由を説明して行きます。
この記事を読めば、経理に抱いている疑問が解決し「あ、経理って本当に女性が働きやすいんだな」と思うはず!ぜひ最後までお付き合いください。
実際に経理で働いてみておすすめだと思った理由を説明していきます!
経理を女性におすすめするのは、「子育てをしながらも長く働き続けることができる」、これが最も大きいです。
働く女性で「仕事と家庭を両立できるのか?」不安に思う人って想像以上に多い。でも経理ならこの仕事と家庭を両立しやすいんです。
このざっくりした説明だけではわからないと思いますので、詳細に解説していきますね!
経理が女性におすすめなのは働きやすいから
経理が女性にとっておすすめな一番の理由は「柔軟性のある働き方ができる」というところ。
営業のようにお客さん都合で急に夜のミーティングが入ることはありません。トラブルが発生してすぐに対応しないといけないこともありません。
自分のペースで業務をコントロールしながら進めていけるので、繁忙期以外は計画を立てて仕事がしやすいです。
経理の柔軟性が高いと感じるポイントは以下の4つです。
- 仕事のコントロールがしやすいので時短勤務でも大丈夫
- 忙しくなる時期が決まっているので周りの協力を得やすい
- 専門性が高い仕事であるため復職がしやすい
- 働き方改革で在宅勤務が認められる企業が多くなっている
魅力的な働き方1|仕事のコントロールがしやすいので時短勤務でも大丈夫
経理は会社にもよりますが、基本的に業務分担が明確な仕事です。
自分に割り当てられた仕事を計画的に期日までに終わらせさえすれば、早く帰っても休みを取っても問題ありません。
そのため、業務のコントロールが非常にしやすく、メリハリをつけて働くことも可能です。
- 時間が取れるのでガーッと残業して働く日
- 子供を病院に連れていくために早めに帰る日
また、子供の急な発熱などでどうしても休まないといけなくなっても、他の日に頑張ることでカバーできます。
時短勤務でも十分育児と両立できるのが経理です。
魅力的な働き方2|忙しくなる時期が決まっているので周りの協力を得やすい
経理は繁忙期が大体決まっています。
- 年度末決算の時期
- 四半期決算の時期
- 月初(月次決算)
- 決算期の前月(準備のため)
いつから忙しくなるかというのが読みやすい、これは大きなメリットです。
- 繁忙期は予め両親にヘルプを求めておく
- 夫にも協力してもらうようお願いする
- 外部のベビーシッターやホームシッターを手配する
余裕を持って前々から周りにお願いしておくなど、対策を取ることができます。そうすれば、忙しい時期は仕事に集中することができますよね。
忙しいのに子供の面倒を見ないといけなくてストレスが溜まって仕事も家庭も崩壊する…ということは防げます。
魅力的な働き方3|専門性の高い仕事であるため復職・転職がしやすい
女性が仕事をしていく上で不安を感じるのは「育休後に自分の席はあるのかなぁ?」ということでは無いでしょうか。
育休から復帰したら自分の居場所がなくなった…というのはよく聞く話。そういう話を聞いてしまうと嫌だなと思いますよね。
経理は専門性の高い仕事です。その業界特有の会計処理、その会社特有の業務を理解している人を育てるのはかなり苦労します。
誰にでもできる仕事ではなく、復職を手ぐすねを引いて待っている会社が多いです。
また、専門性が高いために転職もしやすいです。
経理はどの会社でも必要となるため、いつでもどこかしらの企業で募集を行っています。
そして転職する際には専門知識と経験が重視されます。
一度経理として働いていた実績を作れば、働けないということはありません。
魅力的な働き方4|働き方改革で在宅勤務が認められる企業が多くなっている
最近の社会の流れは間違いなく在宅勤務を増やす方向です。
昔ながらの古い企業であっても働き方改革で在宅勤務が認められることが多くなってきています。
在宅勤務は以下のようなメリットがあります。
- 通勤がないので家事などに割ける時間が増える
- 保育園の迎え時間ギリギリまで働ける
- 昼休みなどの空き時間を有効活用できる
在宅勤務はコミュニケーションを取るのが難しいという声もありますが、どう考えても働く女性にとってプラスの面が大きいです。
- 書類文化から抜け出し切れていない
- 重要な情報を取り扱うため漏洩防止策を検討しなければならない
といった理由から在宅勤務があまり推奨されてない会社もありますが、今後はさらに在宅勤務が増えていくでしょう。
経理志望の女性からよく聞かれる質問に回答!
ここからは経理に興味がある女性からよく聞かれる質問について回答していきたいと思います!
経理への疑問を全て解決できればなと。
質問1|経理って何をするの?女性経理は事務作業ばかり?
経理は日々の取引活動を記録して経営者や株主などに情報を提供するお仕事です。
経理っていうと、伝票を起票して印鑑押したり、交際費を精算する仕事というイメージがあるかもしれませんが、それは経理のごくごく一部の仕事です。
- 予実算分析をして経営者に今の会社の姿を数値を通して伝える
- 適正な財務諸表を作成し開示することで株主に会社の業績を伝える
- 会計処理について会計士と議論をする
- 製品1つあたりの原価がいくらかを示す
- 他の会社と提携する時にどんなスキームが会社にとって有利かアドバイスする
ルーティンの業務だけでなく頭を使う仕事が最近の経理では増えてきています。
女性だからといって、請求書作成や交際費処理ばかりやらされるということはありません。これらは派遣さんの仕事ですね。
他の部署や会計士、時には経営層とコミュニケーションを取りながら必要な情報を提供していくことが主な業務です。
質問2|経理はどんな人が向いてるの?
勉強が嫌いではなくコミュニケーション能力の高い人です。
経理は向き不向きが比較的はっきりしています。向いている人には天国、向いていない人には地獄、それが経理です。
経理に向いている人は以下のような人です。
- 勉強するのに抵抗がない人
- コツコツ仕事に取り組むのが好きな人
- 数字に強い人
- マルチタスク能力がある人
- 論理的思考力が高い人
- 会社にずっといても大丈夫な人
- コミュニケーション能力が高い人
- 大雑把な人
特に大事なのが「勉強することに抵抗がないこと」と「コミュニケーション能力が高いこと」の2つ。
経理は毎年のようにルールが変わりますし、知ってるか知らないかというところが大きいので勉強し続けることが必要です。
また、他部門と良い関係を作るために高いコミュニケーション能力が求められます。
質問3|経理の女性は怖いイメージがあるけどどうなの?
会社によると思いますが怖い人は少なめです。
私の周りで働いている人は基本的に穏やかな人が多いです。でも経理の女性は怖いというイメージを持っている人も少なくありません。
これがどこから来るかというと、経理はルールを守るのが仕事だからだと想像しています。
- ルールを外れることはダメ→融通がきかない
- 違った処理をすると注意される→怒られた
他部署から見ると、このような印象になってしまうんですね。
仕事上、誤解されやすいというのはあるかもしれません。
質問4|有給休暇は使いやすい?
有給休暇は使いやすいです。
先ほども説明しましたが、経理部は忙しい時期と暇な時期がはっきりしています。
そのため計画的に休暇を取得することで、こんなこともできちゃいます。
- 長期休暇を取って海外旅行に行く
- 毎週1回は休んで週休3日にする
- 有給休暇を全て消化する
また、子供が発熱するなど突発的に休まなくてはいけない時、急に休んでも大丈夫なことが多いです。
質問5|経理は時短勤務や育休・産休って使えるの?
時短勤務制度を使っている人や産休・育休に入ってる人はたくさんいます。
子供が生まれた後、働きやすい環境が整っているかは女性にとって非常に重要なポイントですよね。
経理は個人プレイが中心。上司が業務分担を軽くすることで仕事量の調整が容易にできるので、時短勤務制度と馴染みが良いです。
また、専門性が高い職種であるため育休や産休を取っても復職しやすいです。
経理は女性が多い部署なので、諸々の制度が使いやすい形で導入されています。
質問6|女性経理の年収はどう?
30代女性経理の平均年収は450万円程度、総合職であれば男性と差はありません。
経理は一般職や派遣で働く女性が統計上入って来ることが多いので、男性より平均年収が低く出る傾向があります。
しかし、総合職で働くのであれば男性と給与面で不利になることはありません。育休などで業務から離れる期間があった場合には、その分昇給や昇進が遅れるのはしょうがないですね。
経理は専門知識が武器になるので、転職によって給与を上げていける職種。
- 給与で男性より低くされている
- そもそも給与水準が低くて不満
このような人は転職を考えてみても良いかもしれません。やることはほとんど変わらないのに給与が100万円以上上がるというのも珍しくありません。
質問7|女性経理のキャリアプランは?
専門性が高いのでたくさんの選択肢があります。
経理は知識と経験が大切。知識を活かして色々なキャリアプランが考えられます。
- 簿記の資格を取って財務会計のスペシャリストになる
- ベンチャー起業に転職してIPOを目指す
- 経理だけでなく財務やIRを経験してCFOを目指す
- 税務の方向に進む
- 会計や税務に関するコンサルになる
- 経理知識を活かして経営企画などより経営に近い仕事をする
- 昇進せず経理でまったり働く
一生懸命働いて上を目指すのも良いし、そこそこの給料でワークライフバランスを重視するのも良い。また色々なことにチャレンジするキャリアを選んでもOK。
質問8|経理に就くために簿記資格は必要?
あった方が間違いなく有利です。
経理で働きたいと思っている人や経理でスキルアップしたいと思っている人におすすめしたいのは簿記の資格を取ること。
資格ってあまり役に立たないことも多いですよね。そんな中、簿記ほど実務に直結する資格はありません。
- 経理に関する知識を持ってるという証明になる
- 実際の業務で活かせる知識が身につく
- 財務諸表が分かるようになるので株式投資に役立つ
勉強しておいてマイナス面が全くない珍しい資格と言えます。
簿記2級まで取っておくことをおすすめしますが、まずは簿記3級を取ることから始めてみましょう。
質問9|経理をやるためにはどうしたら良い?
転職エージェントを使って転職活動をしましょう。
「経理で働きたいな」
「転職でスキルアップや給与アップがしたいな」
このように思ったら転職エージェントを使って転職活動をしていきましょう。
転職を成功させるためには転職エージェントの力を借りるのが一番。
- 転職エージェントは経理の転職市場を熟知している
- 女性の転職ノウハウを豊富に持っている
転職エージェントに相談することで、女性が働きやすい会社を紹介してもらえます。
おすすめの転職エージェントは以下の通りです。無料で人生相談に乗ってもらえますからぜひ気軽に相談してみてください(電話面談などオンラインにて相談可能です)
- MS-Japan:経理に強い転職エージェント
【公式】http://www.jmsc.co.jp - DODA:幅広い案件から選べる
【公式】https://doda.jp - JACリクルートメント:年収アップならココ
【公式】http://www.jac-recruitment.jp
まとめ:理想の働き方ができる会社選びが重要
- 経理が女性におすすめなのは働きやすいから
1. 仕事のコントロールがしやすいので時短勤務でも大丈夫
2. 忙しくなる時期が決まっているので周りの協力を得やすい
3. 専門性が高い仕事であるため復職がしやすい
4. 働き方改革で在宅勤務が認められる企業が多くなっている
経理は女性にぴったりの職種です。
忙しい時期はあらかじめ分かっていますし、専門知識を一度身につけてしまえばその知識と経験を活かして長く働くこともできるし、育休からの復帰もしやすい。
ただその働き方ができるのは、ホワイト企業に入社できた場合のみです。まだまだブラック企業も多いのでうまく避ける必要があります。
その際に頼りになるのが「経理と女性の就職・転職」に詳しい人(転職エージェント)です。エージェントの力を借りることで、望み通りの働き方ができる可能性が高まります。
- MS-Japan:経理に強い転職エージェント
【公式】http://www.jmsc.co.jp - DODA:幅広い案件から選べる
【公式】https://doda.jp - JACリクルートメント:年収アップならココ
【公式】http://www.jac-recruitment.jp