- 経理がつまらない理由を解説!合わない人は他の職種へ…
- 経理の仕事面でのやりがいを丁寧に解説!
- 経理のライフスタイル面での魅力をたっぷり解説!
- 経理に興味を持ったらぜひ経理を検討してください!
「やりがいないなぁ」
「つまんない」
「地味だよね…」
経理について、このように感じながら仕事をしている人も多いのではないでしょうか。どちらかといえばネガティブなイメージがありますよね。
しかし、経理も良いところがいっぱいあるのも事実。この記事では現役経理である私が、経理の魅力ややりがいについて語っていきたいと思います。
経理に興味がある就活生や転職活動中の方、経理に嫌気がさしている方に向けて書いていきます。
そんなに長い記事ではないから最後まで付き合ってね!
経理がつまらない・やりがいがないと感じる理由
まずはなぜ経理が「つまらない・やりがいがない」と感じるのか、その原因を探っていきます。
一言で言えば「向いてないから」ということに尽きるのですが、それでは芸がないのでもう少し原因を深掘りしていきます。
先輩・後輩等に聞いたり、色々調べて分析しました。そしてわかったのが、以下の4つの理由に経理のダメなところが分類できるということです。
- 会社に愛着が湧きにくい
- ルーティンの事務作業がつまらない
- 経理としての成果が見えづらい
- オフィスにずっといる必要がある
それぞれについて説明していきます。
経理がつまらない理由1|経理は会社に愛着が湧きにくい
経理は商品を売ったりお客さんと直接やり取りをすることがない職種なので、会社に愛着が湧かずやりがいを感じにくいです。
- 営業→会社の商品やサービスを売ってるうちに愛着が湧いてくる
- 研究者→会社の技術をもっと知ってほしいと思うようになる
会社に対する愛着がモチベーションに繋がるタイプの人がいます。このような人にとっては経理はどうしても面白くないと感じてしまうことでしょう。
経理だと愛着を感じにくいのは確かだね。
経理がつまらない理由2|ルーティンの事務作業がつまらない
伝票の起票や請求書の作成…はっきり言ってルーティンで発生する事務作業は楽しくありません。来たものを淡々と処理していくのみで、これに楽しみを見出すのは至難の技。
ただこのようなルーティン業務は下積みとして経験させている場合が多いです。
しばらく経験した後は、もう少し面白い業務を割り当ててくれるでしょう。十分に経験を積む前に「つまんねー」と辞めてしまうのはもったいないです。
経理としての面白さはもっと他のところにあるから、ルーティン業務が経理業務の全てだ!と勘違いしないように。
経理がつまらない理由3|経理は成果が見えづらい
例えば営業であれば、モノが売れれば会社の売上になるので、自分の貢献が数字で把握できます。
ところが経理は売上を上げる部署ではないので、やっていることがどう会社に役立っているかが見えづらいという特徴があります。
売上を上げて会社に貢献したい!っていうのとは全然違う。
「こんなに頑張っているのに何で評価されないんだろう」と思って面白くないなと思ってしまう人もいるでしょう。
- IPOを成し遂げた
- M&Aを経理面からサポートした
など、大きなイベントに関与できれば達成感は得られますが、日常の業務で会社に役立ってる感を得るのは難しいです。
経理がつまらない理由4|オフィスに一日中いなければならない
経理は出張や外出が少なく、一日中オフィスで過ごすことが大半です。
そのため、出張や得意先周りなどガンガン外に出たいという人にとっては物足りなく感じるかもしれません。
出張は見てる分には羨ましいと感じるけど、本人はキツイと思ってるかもしれない。
ここまで経理がつまらない・やりがいを感じられない理由について説明してきました。
4つの理由をおさらいしておきましょう。
- 会社に愛着が湧きにくい
- ルーティンの事務作業がつまらない
- 経理としての成果が見えづらい
- オフィスにずっといる必要がある
経理に向いてないかも…と思ってしまった人はよく考えた上で他の職種に挑戦することも考えるべきです。
現役経理が経理に向いている性格を解説|向き不向きがある!向いてない場合の対策も紹介ルーティン業務がつまんないってことなら違う仕事もさせてもらうで解決できるけど、それ以外は経理の本質だからね…
ここまで経理がつまらないと感じる理由について紹介してきましたが、人によってはそれ以上の魅力ややりがいがあるのも経理。
- 仕事の内容面
- プライベート面
この2つの観点から紹介していきます!
経理の仕事内容での魅力・やりがい3選
経理がつまらないという人もいますが、経理がとても面白いと感じる人もいます。
そういう人が仕事面での経理の魅力として挙げているのは以下の3つの理由があります。
- 経営の視点で働ける
- 専門知識を活かして働ける
- 会社全体を数値を通して俯瞰できる
それぞれ説明していきます。
経理の魅力(仕事面)1|経理は経営者を支える「縁の下の力持ち」
一つ目の経理の魅力。それは、経営者が会社を運営して行く上での判断に影響を与えることができること。
管理会計と呼ばれる分野になりますが、例えば事業別の業績がわかる資料を作り経営者に伝える。
- この事業が伸びているからたくさん人やお金を投入しよう。
- この事業はあまり儲かってないから徐々に撤退モードにしよう
このように自分が作った資料が大切な意思決定の判断材料になった時は、「会社の経営に参加している」と実感することができます。
経理の魅力(仕事面)2|経理は専門知識を活かして働ける
経理は会計基準の解釈や数字の意味を読み取るという高度な専門知識が必要な職種です。
業界や会社によって細かい違いはありますが、根っことなる部分は共通のルールがあります。
そのため、手に職をつけたいと考えている人にはぴったりです。
ちゃんと勉強してアドバイスできるようになれば周りから信頼されます。「経理の〇〇さんに聞こう」とどんどん質問されるようになります。
その信頼を勝ち得ていく時は本当に楽しいですし、頼りにしてもらえるのはやりがいを感じます。
なので、経理はどんどん条件の良い会社にステップアップしていくことができるぞ!
経理の魅力(仕事面)3|経理は会社の全体像を数値で把握することができる
会社の全体像やビジネスの傾向を数値で把握することができるのも経理ならではのメリットです。
- 営業:自分の部門が扱っている商品のマーケット
- 人事:従業員の情報や給与
- 購買部門:パーツ等のコスト情報
それぞれの部署は自分たちに関連することについては詳しいのですが、この情報はごく限られたものになってしまいます。
これが経理であれば、全てを数値で把握していきます。
- 製品ごとの売上
- 製品を作るための原価
- 新しい製品を生み出すための研究開発費
- 従業員の給与
- 採用活動を行なうコスト
会社の活動は全て数字で表れるため、俯瞰した目線で会社を見ることができるのです。
儲かってる部門、儲かってない部門、どこに会社が力を入れているのかが日々の業務を通して理解できるんだ。
経理のライフスタイル面での魅力・やりがい4選
ライフスタイル面から見た経理の魅力を紹介していきます。
「経理が天職」という人は、ライフスタイル面での魅力の大きさからそう言ってる場合が多いです。
経理のライフスタイル面での魅力は以下の4つが挙げられます。
- 自分のペースで仕事ができてライフワークバランスが良い
- お金に関する知識が身につき家計に活かせる
- 忙しい時期が決まっているので予定や計画が立てやすい
- ノルマが無いためまったり働ける
それぞれについて説明していきます。
経理の魅力(生活面)1|自分のペースで仕事ができてライフワークバランスが良い
経理はライフワークバランスが良いというのが一番の魅力です。
- 社外のお客さんの予定に合わせる必要がない
- トラブルがいきなり発生することは少ない
- 分担が明確なので他人の残業に巻き込まれることがない
社内向けの仕事であること、専門職であることからこのようなメリットが生まれます。
決算前や急な出金関係で多少バタバタすることはありますが、時間的プレッシャーはさほど強くありません。
定時に帰る人も多いですし、基本的には自分のペースで仕事を進めていくことができます。
経理なのに毎日遅くまで残業を強いられたり、土日出勤当たり前な会社があれば、それは間違いなくブラック企業です。ホワイトな会社への転職を考えるべき。
経理のワークライフバランスは最高|より働きやすい会社に転職してQOLを爆上げしよう!早々に退社して資格や語学の勉強をしてるという人もいっぱいいるよ。
経理の魅力(生活面)2|お金に関する知識が身につき家計に活かせる
経理で得られる知識は会社だけでなく家計にも活かせます。
- 簿記の知識→マネーリテラシーが上がり節約につながる
- 財務諸表を読む力→株式投資に活かせる
- 減価償却の考え方→長い目線で費用対効果を考えるようになる
簿記や会計を勉強することで、家計の無駄を把握することが容易にできます。
また、一番会計を勉強して良かったなと思うのが投資の重要性を良く理解できたこと。現金を寝かしているのはすごくもったいないというマネーリテラシーを自然と持てたのは間違いなく経理をやっていたからです。
株式投資する際には財務諸表や決算短信を見ることになりますが、数値の背景を紐解き分析することで、本当に優良な会社を自分なりの軸で見つけられます。
経理の魅力(生活面)3|忙しい時期が決まっているので予定や計画が立てやすい
ライフワークバランスとも関連する話ですが、経理は繁忙期が決まってます。
- 1月
- 4月〜6月
- 7月
- 10月
基本的には決算の時期が忙しいです。四半期ごとに忙しい時期が来るイメージ。
ある程度繁忙期が読めるので、予定や計画が立てやすいという魅力があります。
営業で突発的な仕事が入り、予定をドタキャンしなければならないこともざらにあります。しかし、経理でそういったことは滅多にありません。
あまり忙しくない時期を狙えば、長期休暇を取って海外旅行に行ったり、習い事に通ったりすることもできます。
経理の魅力(生活面)4|ノルマが無いためまったり働ける
大きな魅力として挙げる人多数なのがノルマが無いということ。特に営業から経理に転職する多くの理由になっています。
ノルマがないので、比較的落ち着いた精神状態で仕事を進めていくことができます。
- 変な精神論で「働け働け!」と言われることはない
- 理不尽な理由で怒られることはない
- 成果が出なくて詰められることはない
短期的な目標で動かないといけないことは少なく、長期的な目線でまったりと働けます。
経理の魅力・やりがいまとめ
- 経理のダメなところ・やりがいのないところ
・会社に愛着が湧きにくい
・ルーティンの事務作業はつまらない
・経理としての成果が見えづらい
・オフィスにずっとこもらないといけない - 経理の仕事面での魅力・やりがい
・経営の視点で働ける
・専門知識を活かして働ける
・会社全体を数値を通して俯瞰できる - 経理のライフスタイル面での魅力・やりがい
・ライフワークバランスが良い
・お金に関する知識が身につき家計に活かせる
・忙しい時期が決まっているので、予定や計画が立てやすい
・ノルマが無く、効率的に業務を行うと評価が高くなる
この記事では経理として働くことの魅力ややりがいを紹介しました。
一言でまとめると、「専門知識を活かして経営をサポートしつつ、ライフワークバランス良くゆったりと働ける職種」が経理です。
会社を経営していく上での視点を学べるのに働きやすいというめっちゃお得な仕事やで!
この記事を読んで、少しでも経理に興味が湧いた人は、ぜひ経理職を検討してみて欲しいと思います。経理人口を増やしたい(笑)
ということで、経理でちょっと働いてみても良いかな?経理で働いてるけどもう少し良い環境で働きたいなと思った人は、まずは転職エージェントに相談してみてください!
おすすめの転職エージェントは以下の通りです。無料で人生相談に乗ってもらえますからぜひ気軽に相談してみてください(電話面談などオンラインにて相談可能です)
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