- 経理が辛いと思った時にまずするべき分析を紹介!
- 経理が嫌なのか会社が嫌なのかにより取るべき行動を解説!
- 悩みに寄り添って問題解決!
この記事を見ている人は、このような思いを持っている…でもどうすればいいか分からないという人でしょう。大変辛いですよね、その気持ちわかります。
辛かったなぁ、あの頃…。
経理って向き不向きがありますし、華やかさもないし場合によっては煙たがれる存在でもあります。
辞めたいなぁ…
あなたが辞めたいのは本当に「経理」なの?もしかしたら「会社」なのかもしれないよ。
この記事を最後まで読めば、もしかしたらあなたの悩みを解決できるかもしれません。
今経理で辛いなぁという思いを感じているのであればまずはやって欲しいことがあります!
Contents
経理を辞めたい時に取るべきたったひとつの行動
じゃあ経理がつまらない、辞めたいと思ったらどうすりゃ良いの?って話ですが、まずは「自己分析」をしてみましょう。
辞めたい理由はどれなんだい?
自己分析をしてみよう!本当に辞めたいのは「会社」かも
自己分析なんていうと難しく感じるかもしれませんね。もっと簡単に「経理を辞めたい、つまんない」と感じる理由を掘り下げていきましょう。
- 毎日遅くまで残業している
- 休みが取りにくい
- キャリアプランが描きにくい
- 毎日入力ばかりでスキルが身についている気がしない
- 一緒に働く人との人間関係がうまくいってない
これらが辞めたい理由なら、「経理」という職種の問題ではなく、あなたが今勤めている「会社」の問題です。
そう思ってしまうのは、単純作業しか割り振れない会社側に問題がある。
単純作業はガンガン外注化して、経理は経営に関わる業務が増えてきてるからキャリアプランも広いはずなんだ。
決算期以外は残業が少なかったり、長期の休みを計画的に取れたりするホワイトな経理もたくさんあります。もし先ほど挙げた理由で辞めたいなと思っているのであれば「会社を変える」ことが解決策になります。
自分では辞めたいのは経理と思い込んでいる人は多いです。実は本当に辞めたいのは会社にも関わらず…。
経理が向いてないなら異業種へ転職するしかない
一方、経理を辞めたいと考えている理由が以下のようなものであれば、このまま経理を続けていっても幸せにはなれません。
- 会計や税務の勉強をするのが嫌だ
- もっとお客さんに近いところで仕事がしたい
- ずっと会社にいるのが耐えられない
このような場合には経理以外の職種に転職するしか選択肢はありません。
営業にいる同期が海外出張にバンバン行ってるという話を聞いて、羨ましくなって経理を辞めた、という私の友達がいます。お望み通り海外出張には行けたものの営業が絶望的に合わず経理に帰ってきたという人もいます。
安易な憧れで職種を変えると後悔することも少なくありませんので注意しましょう。
近しい人に相談してみるのも一つの手
どうしても経理でこのまま働いていて良いものか迷ってしまう人は、上司や友人、家族など近しい人に悩みを打ち明けてみるのも良いでしょう。
自分では「嫌だ」「適性がない」「向いてない」と思っていても、他人から見たら向いている場合もあります。
人に気持ちを打ち明けることで不思議と解決策が出てくるものなんだ。
近くの信頼できる人に相談するだけで悩みがスッキリします。
心のモヤモヤも晴れるので、経理を続けるにしても辞めるにしても他の人に一度話を聞いてもらうのはかなり有効です。
このように話せる相手がいない人もいるでしょう。また自分の弱みを近しい人に見せたくないという気持ちもわかります。
もし近くに相談できる人がいない場合には、転職エージェントを利用すると良いです。
- 親身になって相談に乗ってくれる
- 転職支援経験を通して業界の知識が豊富
- 関係が濃くない割に悩みを相談しやすい
と、転職エージェントは人生相談にもってこいの存在なんです。彼らはキャリア相談のプロですから、的確なアドバイスをもらえますよ。
経理をやっぱり続けてみようという人は現状打破を!
自己分析や近しい人へ相談した結果、やっぱり経理を続けてみようと思い至った。
そういう人は現状を変える必要があります。今のままでは「辞めたい、面白くない」という思いはこれからも続いてしまいます。
なので悩み別に解決策をアドバイスしていければ。
ここからは一般的な悩み別にどうしていけば良いかをアドバイスします。正解はありませんが、何かヒントになれば幸いです。
- 与えられる経理の仕事内容がつまらない
- 職場の人間関係が良くない
- 残業が多く休みが取りにくい
- 給料が低く年収が上がらない
- ミスを責められ落ち込むことが多い
悩み1|与えられる経理の仕事内容がつまらない
今やっている経理の仕事内容がつまらなすぎるということであれば、仕事内容を変えてもらうことを検討しましょう。
やらされ感が強いルーティン業務こそ、経理の仕事が面白くないと感じる大きな原因です。
例えば伝票起票や請求書作成など、大量のルーティンワークに追われるとつまらない。
そうではなく、自分である程度考えながら進めていく仕事ができるように上司に相談してみましょう。
同時に、簿記検定などの勉強をして経理知識を補うのもかなりおすすめです。経理の専門知識を得ようとしているという姿勢を会社に伝えることができますので、チャレンジングな仕事を任せてもらえる可能性が高まります。
また経理知識を網羅的に勉強することで「どんな仕事をしたいか?」ということが明確になるというメリットもあります。
上司に相談した。経理知識の勉強もした。でも状況がよくならないなら初めて転職を考えればOKです。
- 違う仕事をさせてもらえなかった
→違う会社への転職を検討 - 勉強したけど経理に興味が持てなかった
→違う職種への転職を検討
今の仕事がつまらないなら、まずは上司にそれを打ち明けた上で、自分なりにスキルを上げてやりたいことをアピールする、ということをしてみましょう。
悩み2|職場の人間関係が良くない
職場の人間関係が良くないのは経理に限ったことではありませんが、本当に辛いですね。
ローテーション制度が整備されており異動が活発な会社であれば、いくらか我慢すれば一緒に働く人も変わるのですが、そうでない会社も多いでしょう。
- 苦手な人と頑張ってコミュニケーションを取ってみる
- 信頼できる上司に相談する
- 他の会社でイチから人間関係を構築する
解決策としてはこのようなものが考えられます。
まだ前向きな気持ちが少しでも残っていて、苦手な人とコミュニケーションを取って人間関係を回復するのが一番良いのは間違いありません。
でも「辛い」「辞めたい」と思うほどですから、中々そんな気持ちにはなれないのではないでしょうか。そうであれば正直他の会社に転職して新しい環境で頑張るのが良いです。
人間関係に大きなストレスを抱えながら仕事するより新しい環境で頑張った方が良いっしょ。
悩み3|残業が多く休みが取りにくい
今の職場環境が、以下に一つでも当てはまるのであれば「ブラック企業」かもしれません。
- 毎月残業が40時間を超えている
- 繁忙期は100時間を超えることもある
- 有給休暇を取ろうとすると嫌な目をされる
- 在宅勤務があまり認められない
経理は役割分担がきっちりしており、一人一人が自分のやるべきことをきっちりやるという職種なので、本来的には予定を調整しやすいはずです。
なのに残業が多くしかも有給休暇も計画的に取れないとなると、はっきり言ってその会社はおかしいです。
信じられないかもしれませんが、世の中にはかなり働きやすい「ホワイト経理」がたくさんあります。
- 毎月の残業時間は20時間以内
- 閑散期であれば長期休暇も可能で有給休暇も年間10日〜20日は取れる
- 子供が急に発熱したら午前休を当日申請して病院に連れて行ける
探せばこのような好条件な会社を見つけることは難しくありません。
残業が多い、休みが取りにくい、ということで悩んでいる方は転職活動の際に譲れないこととしてエージェントに伝えれば残業の少ない会社を紹介してくれます。
悩み4|給与が低く年収が上がらない
給与が低くて毎年の昇給も微々たるもの。年収が上がらなくてやってられない。こういう人こそ、真剣に転職を検討して下さい。
日本企業の場合、経理としてのスキルで年収が決まるわけではありません。
経理としての能力が高い人が高給取りではない!
では何で決まるかというと、どの会社に所属しているかで給料は決まるのです。
- 給与ベースが高い業界に属する会社
- 業績が良い会社
給料が多いか少ないかの大部分はこの2つで決まります。個人の成果で給与が上がる余地は無いわけではありませんが微々たるもの。
つまり、全く同じ仕事をして同じ成果を出したとしても、所属している会社で給料は変わるということです。給与ベースが高い業界と低い業界では2百万円変わることも珍しくありません。
そのため給与に不満があるという人はぜひ給与ベースの高い会社への転職を検討しましょう。
悩み5|ミスを責められ落ち込むことが多い
ミスをしたことを怒られて落ち込んで「もう経理なんてやりたくないなぁ」と思うことも少なくないはず。というか経理をやっててミスをしたことがない人はいないと思います。
ミスをするのはちゃんと仕事をしている証拠なんだ。
ミスをしたらもう経理としてはやっていけない…もしあなたがそう思っているなら、そう思わせている会社が悪いです。
本来部下がミスをしたら、上司は怒るのではなく、ミスが発生した環境を反省するべきです。
- ミスをしてしまったら、
- 関係部署に謝り、
- ミスの原因を究明し、
- 再発防止策をとる
経理が組織として機能しているのであれば、個人が過度に責められることもありませんし、ミスが起きる前にダブルチェックやフォローが入ります。
けど、もし上司が「今後ミスしないように」とミスした個人に責任を押し付けるばかりの会社ならば他の会社に移った方が幸せかも。
経理自体を辞めたいと思うならキャリアチェンジをしよう
「経理」を辞めたいのか「会社」を辞めたいのか自己分析した結果、経理を辞めたいと思ったら、キャリアチェンジをする他ありません。
経理は向き不向きが大きい職種なので、向いていない人が経理の仕事をやり続けるのは地獄に近いです。
経理以外の職種へのキャリアチェンジ方法ですが、2つあります。
- 社内異動をさせてもらう
- それが無理なら経理以外の職種で転職活動する
それぞれ簡単に説明していきます。
経理以外の職種へ1|社内異動を検討する
転職すると仕事のやり方や文化、社内人脈をゼロから学びなおす必要があります。
それは想像以上に負担が大きいので、まずは社内異動の可能性を探り、希望が叶わない場合には転職を考えるという流れが良いでしょう。
まずは今いる会社で問題を解決できないか考えてみよう!
他の会社に未経験の職種で転職するというのは入った後もそうですが、転職活動でも消耗します。
- 応募書類を作成する
- 採用面接を突破する
- 今の職場に退職を伝える
といったことをやる必要があります。仕事をしながらこれらのハードルを越えるのは想像以上にパワーが必要です。
そのため、まずは社内で他の職種への異動ができないか探ってみましょう。
経理以外の職種へ2|他の会社への転職活動を行う
社内異動を検討したけど、なかなかうまくいかなかった。経理という職種だけでなく今の会社も嫌なことに気づいた。
そうなって初めて、他の会社への転職を考えましょう。
なのでオススメは経理の知識を活かせる職種だよ。
経理知識が活かせつつ、少し違ったフィールドの仕事としては以下のものが挙げられます。
- 会計コンサルティングファーム
- IR・広報
- 経営企画
- 営業
- ベンチャー企業のCFO
- 会計システム会社
- 開示支援会社
- 会計事務所・税理士事務所
- 日系会社海外子会社の現地採用
この他にも経理的な視点や経験が活かせる職種はありますので、「経理の経験を活かしつつ違うことをやりたい」と転職エージェントに相談してみると良いです。
まとめ:自己分析をして現状を打破しよう!
- 経理を辞めたいと思ったら…
1.まずは自己分析を行って原因を特定
2.経理が向いてないなら違う職種に変えるしかない
3.近しい人に相談するのも一つの手 - 経理を続けてみようという人は現状打破を
1.仕事がつまらないなら興味の持てる仕事をしよう
2.職場の人間関係が良くないなら転職をしよう
3.残業が多いならホワイト経理を探そう
4.給与が低いならベースの高い業界に行こう
5.ミスで落ち込むことが多いなら会社が悪い - 経理自体を辞めたいなら他職種へ
1.まずは社内異動を検討
2.社内異動がムリなら他の会社に転職活動をする
経理がもう嫌だと思った時は、不満に思っていることを分析し「自分の適性ってなんだろう?」と自問自答してみてください。
そこで出た答えが、やっぱり経理で頑張るのも、転職するのもどちらも立派な選択です。
悔いのない人生を送るためにも不満を抱えたままでいるより解決に向けて行動した方が絶対良い。
おすすめの転職エージェントは以下の通りです。無料で人生相談に乗ってもらえますからぜひ気軽に相談してみてください(電話面談などオンラインにて相談可能です)
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