障害者の経理就職|未経験でも障害者雇用枠から正社員採用される転職活動のコツ

この記事のポイント

  • 障害者雇用枠で求人情報を探す時の注意点を解説!
  • 障害者におすすめの就職転職サービスを紹介!

私の親友は軽度の障害持ちです。

私が転職をしたという話をしたところ「なんとかして正社員として働きたいんだけど、中々仕事が見つからなくて…」とアドバイスを求められました。

彼には何度も助けられた経験があるので、彼の力になりたい。そう思って知り合いの転職エージェントに話を聞きながら障害者の就職・転職事情について徹底的に調べたのです。

障害者が就職・転職するのはやっぱりムズカシイ…

まず私が思ったことがこれです。

ダメな転職活動
  • 何も考えずにハローワークに行く
  • ネットで探して出てきた転職サイトに登録する
  • 友人のコネで転職する

このような間違った転職活動をすると、ブラック企業に当たってしまう可能性が高い。障害者枠の求人情報の探し方にはコツがあることがわかりました。

もしかしたら親友へのアドバイスは同じような悩みを抱えている方の役に立つかもしれない。こう考えてこの記事を書くことにしました。

  • 障害者でも正社員として働きたい…
  • ブラック企業は嫌だ…
  • 障害を理解してくれる会社で働きたい…
  • でもどうやって障害者枠の求人を探せば良いかわからない…

これに当てはまる人は参考になると思います。

神崎
ちなみに親友の彼は上場企業の経理として働くことが決まりました。働き始めた感想を聞いたら、周りの人も障害について理解してくれて、毎日満足しながら楽しくやっているそうです。

障害者雇用枠で求人情報を探す時の注意点

先ほどお伝えしたように障害者雇用枠で求人情報を探すためにはコツが必要です。

まずはそのコツ、注意点をお伝えしますね。具体的には3つあります。

  1. ハローワークを使うのは間違った障害者雇用枠の探し方
  2. 転職サイトの障害者雇用案件もブラック企業の温床
  3. 障害者雇用枠で経理の正社員を目指す近道は〇〇を使うこと

障害者求人の探し方1|ハローワークを使うのはやめておこう

良い求人を自分で探そうとしても出会える可能性は非常に低いです。

障害者雇用枠で未経験から仕事を探す時に「まずはハローワークに行ってみよう」と考えてしまう人も多いかもしれません。でもこれは避けた方が良い

正直に言うと、ハローワークはブラック企業など質の低い求人が多く、利用はおすすめできません。

なぜならハローワークには以下のような欠点があるからです。

  • 求人の掲載に料金がかからないため費用をかけずに採用したい企業が集まる
  • 求人に年齢制限がないため、企業と求職者のミスマッチが生じやすい
  • 誰でもできる仕事が中心のため、給料が低い求人が多い

何より致命的なのが、求人票に記載されている内容と実際の仕事が違う場合があるということ。

ハローワークはあくまでも職業を紹介するところに過ぎないので、求人票に記載されている内容が本当かどうかはいちいち確かめてません。

  • 求人票に記載されていた仕事内容と全く違う内容だった
  • 記載されているより残業時間が多かった

こんな質の悪い求人も多く存在しているのがハローワーク。厚生労働省の調査によれば、毎年4,000件前後も「求人票と実際の労働条件が違った」という相談が寄せられているそうです。

もちろん中には質の良い求人があることも事実ですが、それを見抜く眼力が必要ですし、ハローワークに行ったタイミングで運よく出会える可能性も低いです。

今や民間の優秀な就職・転職支援サービスが充実していますので、いきなりハローワークを利用する必要はありません。

障害者求人の探し方2|転職サイトの障害者雇用案件もブラック企業の温床

「経理 障害者枠 求人」というキーワードで検索を行うと出てくるリクナビNEXTやエンジャパン、Indeedなど、求人サイトを使って仕事を探そうと考える人も多いと思いますが、これもおすすめできません。

ハローワークよりはまだマシだと思いますが、求人サイトで「未経験歓迎」と募集している会社は要注意。ブラック企業の可能性があります。

神崎
ブラック企業はどんどん人が辞めて人手不足に陥り、求人サイトにお金を払って求人情報を載せます。

魅力的な求人票があっても本当かどうか疑ってかかることが大切です。

  • 経理だと思って入ったら、ただの雑用
  • 残業が異常に多く、育児と両立できない
  • 女性が働きやすい制度が全く存在しない

こんな企業で働くことになってしまったら嫌ですよね。ちょっと検索して良さそうな求人に応募してみる、それはブラック企業への入り口かもしれません。

神崎
簡単に良い企業は見つからないと思って行動しよう。

ブラック企業を避けて未経験から経理で正社員に採用されるのはそんなに簡単なことじゃありません。

面倒臭いと思って手軽に使える転職サイトに頼るのはやめましょう。会社選びは自分の人生を左右する大事なことです。

障害者求人の探し方3|障害者雇用枠から経理の正社員を目指す近道

障害者雇用枠から経理の正社員を目指す一番の近道をお伝えします。それは、「障害者雇用枠から契約社員で入社し、正社員登用を目指す」というものです。

障害者雇用枠から正社員になった場合には、健常者と同じ給与や福利厚生が受けられます。これは平成28年4月に施行された「改正障害者雇用促進法」でも明確に規定されている法律上の権利です。

また、企業対して一定比率以上の障害者を雇用することが義務付けられており、2021年3月末までには法定雇用率を2.3%にまで引き上げる予定。

参考 民間企業の障害者雇用率を段階的に2.3%に引き上げることを了承厚生労働省
神崎
障害者雇用枠での入社チャンスは広がっているんだ。

この法定雇用率の達成率は2017年6月時点で50%にとどまっており、半数の会社は法定雇用率が未達成なんです。「障害者雇用促進法」があるからといって、すべての企業で障害者の採用が進んでいるわけではありません。

そのため、障害者雇用枠から正社員登用を目指す際に事前に確認したいのが、「企業が障害者雇用枠から正社員に登用した実績があるかどうか」ということです。

これは障害者採用を積極的に進めている会社のサイトに記載されていることもありますが、わからないことの方が多いです。

でも教えてもらえる方法があります。それは「障害者雇用に詳しい人に聞いてみる」ということ。

障害者雇用におすすめの転職エージェント(就職支援サービス)

障害者雇用から経理の正社員を目指すための正しい求人の探し方を具体的に紹介していきます。

障害者が企業に就職する際には、「就労移行支援事業所」など通学型の就職サポート施設を利用する人も多いかもしれません。具体的には「Kaien」や「LITALICOワークス」「WAMNET(ワムネット)」などが有名です。

しかし、就労移行支援事業所を利用すると、以下のデメリットがあります。

デメリット
  • 必ずしも障害者の就職・転職市場に詳しくない
  • 福祉業界でしか働けない
  • 利用には費用がかかる

ではどうすれば良いのでしょうか?

私が出した結論は「障害者専門の総合転職サービス」を提供している「障害者の就職・転職」に精通している人にアドバイスを受けることです。

  1. アットジーピー(atGP):障がい者総合就職・転職支援サービス
    【公式】https://www.atgp.jp
  2. ラルゴ高田馬場:発達障害や精神障害(うつ)に強い就労移行支援施設
    【公式】https://go-largo.jp/takadanobaba/

おすすめ1|障がい者(障害者)総合就職転職サービス「アットジーピー / atGP 」

atGP

障害者の就職・転職に関するノウハウを豊富に持っており、障害者で一般企業で働きたいと考えている人すべてにおすすめなのが「アットジーピー【atGP】」。

障害を持つ人の就職・転職に詳しいので、

  • 「障害者の私のことを理解した企業で働けるかな?」
  • 「差別されることはないのかな?」

このような誰しもが抱く不安を理解した上で、あなたに合った企業を真剣に紹介してくれます。

紹介される企業は全て障害者に対して理解のある企業ばかり。ブラック企業を押し付けられる心配はありません。

しかも経理の求人を見てもらうと、契約社員の求人だけでなく、いきなり正社員として働く道を提示してくれる企業の求人情報も持っています。

これは障害者の就職・転職を10年以上もサポートしてきたからこそできるもので、他の転職支援サービスや就労移行支援サービスでは受けられないほど親身なサポートを受けることができるんです。

実際私の親友も「アットジーピー【atGP】」に相談したからこそ、就職や転職の不安を解消でき、前向きな気持ちで企業の面接に臨めたと話してくれました。

応募書類添削や面接対策といった選考過程の準備についても障害者採用を知り尽くしたアドバイザーと二人三脚で進めていくことができます。

神崎
働きたい!でも何から手をつければいいかわからないという人は、まずatGPに相談してみよう!
いのり
サポートが手厚いので安心して転職活動を進められます。

atGPの公式サイトはこちら

おすすめ2|発達障害や精神障害(うつ)に強い就労移行支援施設「ラルゴ高田馬場」

ラルゴ高田馬場

経理として障害者枠で働くことを考えているけど、特に発達障害や精神障害(うつ)などで働き始めるのが不安。こんな人におすすめなのが、就労移行支援施設「ラルゴ高田馬場」の支援を受けること。

前職で酷いパワハラに合ってうつを発症してしまったという人が社会復帰をする際には、企業選びは本当に重要です。「同じような目に遭わないか」と常に不安感に襲われるため、障害に理解のある会社に入社できるかどうかはその後の人生に大きく影響します。

ラルゴ高田馬場はこのような発達障害や精神障害の人の就職・転職に強く、障害者に理解がある企業とのマッチングを行なっています。

また特にラルゴ高田馬場が力を入れているのが「入社後の定着サポート」です。入社したら終わりという転職エージェントや就労移行支援施設が多い中で、「何か困っていることはないか?」とアフターフォローを大切にしています。

神崎
一人で思い悩む状況を作らないという意味で大きな助けになるよ。

尚、支援サービスの対応地域は東京と大阪ですが、「高田馬場」という名称どおり、1都3県のみが対象となってますので注意しましょう。

  • 首都圏に住んでいること
  • 障害者手帳を持っていること
 

この2つの条件を満たしている人はぜひ一度話をしてみてはどうでしょうか。

ラルゴ高田馬場の公式サイトはこちら

障害者が経理に正社員として就職・転職する方法まとめ

この記事のまとめ
  • 障害者雇用枠で求人情報を探す時の注意点
    1. ハローワークを使うのは間違った障害者雇用枠の探し方です。
    2. 転職サイトの障害者雇用案件もブラック企業の温床なのでヤメましょう。
    3. 障害者雇用枠から経理の正社員になるには契約社員から正社員登用を狙おう!
  • 障害者雇用から経理の正社員を目指す正しい求人の探し方
    1. 障がい者(障害者)総合就職転職サービス「アットジーピー / atGP 」を利用
    2. 発達障害や精神障害(うつ)に強い就労移行支援施設「ラルゴ高田馬場」にサポートしてもらいながら、経理を目指す

この記事で一番伝えたかったことは、一人で就職・転職活動をするのはやめようということです。

民間の転職エージェントを使うことは面倒臭いという人もいるかもしれません。しかしブラック企業を避けて、障害者に理解のある企業に入社するためには、彼らの持っているノウハウや非公開求人情報が欠かせません。

面倒臭いという理由だけで闇雲に職探しをするよりも、よっぽど効果的に優良企業に入社できる確率は高くなります。

ぜひ今回紹介した「障害者の就職・転職に詳しい人」たちの力を借りて、楽しく日々働ける会社に入社して、生き生きと働きましょう!

  1. アットジーピー(atGP):障がい者総合就職・転職支援サービス
    【公式】https://www.atgp.jp
  2. ラルゴ高田馬場:発達障害や精神障害(うつ)に強い就労移行支援施設
    【公式】https://go-largo.jp/takadanobaba/